【Gastroenterology】クローン病へのウステキヌマブ増量、 寛解率変わらず
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海外ジャーナルクラブ

2日前

【Gastroenterology】クローン病へのウステキヌマブ増量、 寛解率変わらず

【Gastroenterology】クローン病へのウステキヌマブ増量、 寛解率変わらず
Bossuytらは、 ウステキヌマブ (ステラーラ®) 維持療法中に二次無効をきたしたクローン病患者を対象に、 静注再導入後の皮下投与間隔 (4週毎と8週毎) をプラセボ対照無作為化比較試験REScUEで検討した。 その結果、 48週時のステロイドフリー臨床的寛解率は4週毎群で15%、 8週毎群で19%であり、両群間に有意差は認められなかった。 研究結果はGastroenterology誌において発表された。

📘原著論文

The Effect of Dose Intensification After Secondary Loss of Response to Ustekinumab in Crohn's Disease: Results of the REScUE Study. Gastroenterology. 2026 Feb 24; 171(1): 99-109. PMID: 41747777

👨‍⚕️HOKUTO監修医コメント

主要評価項目を 「臨床的寛解+バイオマーカー改善+ステロイド非使用」 という非常に厳格な基準としたため、 難治性クローン病患者では達成が困難であった可能性があります。

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クローン病の成人患者管理ガイドライン

JAMA. 2026 May 5;335(17):1525-1526.

背景

ウステキヌマブ、 二次無効後のレジメン評価が課題

クローン病患者ではウステキヌマブへの二次無効がしばしばみられ、 複数の増量レジメンが提案されてきたが、 その有効性を前向きに比較した試験は限られている。

研究デザイン

対象は二次無効のクローン病患者

対象はウステキヌマブ90mgを8週毎に皮下投与する維持療法中に、 二次無効*をきたした成人のクローン病患者とした。 全例にウステキヌマブ約6mg/kgの単回静注による再導入を行ったうえで、 患者は以下の2群に1:1で割り付けられ、 48週まで治療された。

  • 4週毎群
ウステキヌマブ90mgを4週毎に皮下投与
  • 8週毎群
ウステキヌマブ90mgを8週毎に皮下投与

主要評価項目は48週時のステロイドフリー臨床的寛解**とした。

*PRO2 (腹痛スコア>1かつ液状~非常に軟便の便回数>3) かつ疾患活動性の客観的所見
**PRO2寛解 (腹痛≤1かつ便回数≤3)、便中カルプロテクチン<250μg/g、直近90日間のステロイド非投与をすべて満たすもの

結果

ステロイドフリー寛解は有意差なし

2020年3月~2023年10月に108例が無作為化され、 各群54例ずつ割り付けられた。

48週時のステロイドフリー臨床的寛解率は、 4週毎群で15%、8週毎群で19%に達し、両群間に有意差は認められなかった (差4%、 p=0.5)。

安全性に大きな差は認めず

重篤な有害事象は4週毎群17%、8週毎群13%に発現した。

結論

4週毎への短縮は8週毎を上回る有効性を示さなかった

著者らは、 「ウステキヌマブに二次無効をきたしたクローン病患者において、 単回静注後の4週毎皮下投与による増量は、 単回静注後の8週毎皮下投与と比べ、 有効性の上乗せは認められなかった」 と報告している。


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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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