HOKUTO編集部
3年前

化学療法未治療の進行非扁平上皮非小細胞肺癌(NSCLC)でKRAS G12C変異陽性の患者を対照に、 KRAS G12C阻害薬ソトラシブ+カルボプラチン(CBDCA)+ペメトレキセド(PEM)併用療法の有効性および安全性を検証した単群第Ⅱ相試験SCARLET(WJOG14821L)の結果から、 主要評価項目の全奏効率(ORR) を含む良好な成績が示された。
2023年6月2~6日に開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO 2023)において、 和歌山県立医科大学呼吸器内科・腫瘍内科准教授の赤松弘朗氏が発表した。
2021年10月~2022年7月に30例が登録。
88.9%(80%CI 78.5-94.8%、 95%CI 70.8-97.6%)
中央値は未到達。 6カ月時OSは87.0%
ソトラシブ+CBDCA/PEM併用療法は、 進行非扁平上皮NSCLCでKRAS G12C変異陽性例の一次治療において、 良好なORRを達成し、 また忍容性も良好であった。

EGFR遺伝子変異陽性例ではオシメルチニブとプラチナ併用療法を同時に行うことでPFSの延長が報告されています (FLAURA2試験)。 同様の併用についてKRAS G12C陽性で検討したものが、 SCARLET試験となります。
今回、 奏効率は約90%と非常に高いのですが、 観察期間が4カ月と短く、 PFSがどの程度になるかが今後の焦点です。 アップデートの解析を来年には公表できる見通しで準備を進めています。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。