海外ジャーナルクラブ
14日前

Fayetteらは、 シスプラチン (CDDP) 不適格で全身状態不良な再発・転移頭頸部扁平上皮癌 (HNSCC) 患者を対象に、 デュルバルマブと週1回カルボプラチン/パクリタキセル併用療法の有効性と忍容性を検討する、 単群・第Ⅱ相試験 (FRAIL-IMMUNE) を実施した。 その結果、 12ヵ月後、 ECOG-PS 0/1の患者群では64例中40例 (62.5%)、 ECOG-PS 2の患者群では39例中20例 (51.3%) が生存し、 本併用療法が有望であることが示された。 試験結果はESMO Open誌に発表された。
解析に二値エンドポイントを用いており、 12ヵ月未満でフォローアップ不能となった患者を除外したことにより、 結果にバイアスが生じた可能性があります。
抗PD-1抗体ペムブロリズマブは再発・転移頭頸部扁平上皮癌 (HNSCC) の標準治療であるが、 CDDP関連毒性により、 全身状態不良な患者ではCDDPを含む併用療法が困難となる場合がある。 本研究では、 CDDP不適格患者の1次治療として、 抗PD-L1抗体デュルバルマブと週1回カルボプラチン (CBDCA) /パクリタキセル (CBDCA) 併用療法の有効性と忍容性を検討した。
本研究は前向き・多施設・単群・第Ⅱ相試験 (FRAIL-IMMUNE) であり、 CDDP不適格の再発・転移HNSCC患者を対象とした。
患者は全身状態によりECOG-PS 0/1 (コホートA) およびECOG-PS 2 (コホートB) に分類され、 一次治療として、 週1回CBDCA/CBDCA併用療法にデュルバルマブ1,500mgを4週ごとに最大12ヵ月間追加投与した。
主要評価項目は12ヵ月全生存率であり、 Fleming-A’Hernデザインを用いた。 コホートAでは生存率65%を有効、 47%以下を無効とし、 64例中38例以上の生存が必要とした。 コホートBでは35%を有効、 15%以下を無効とし、 38例中10例以上の生存で有効とした。
フランス国内13施設から、 コホートAには64例が登録された。 コホートBには40例が登録され、 39例が評価可能であった。
12ヵ月時点の生存患者は、 コホートAで40例 (62.5%、 片側95%CI 51.5-∞)、 コホートBで20例 (51.3%、 片側95%CI 37.1-∞) であり、 主要評価項目を達成した。
著者らは、 「ECOG-PS 0/1および2の全身状態不良な患者において、 本併用療法は有望な結果を示した。 第Ⅲ相試験でのさらなる検討が望まれる」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。