寄稿ライター
2年前
こんにちは、 医局ウォッチャーのコアライ ミナトです。 連載5回目のテーマは 「途中入局」 。 ライフステージの変化などで別の地域に移るときによく起こるほか、 「医局外で専門医を取得したものの、 その後のポストを求めて入局」 というパターンもあるでしょう。 今回は、 途中入局の成功しやすい状況、 失敗しやすい状況を紹介します。
途中入局は珍しい状況ではなく、 僕の周りにも経験者がたくさんいます。 そういった例を踏まえると、 「そこそこの関連病院で、 大きな異動もなく、 のんびり仕事したい」といった希望は通りやすいです。 医局とほどよい距離感を保って、 特定の地域で子育てする、 のような希望ですね。
成功しやすい理由は以下の通りです。
① 即戦力として歓迎される
② 選択権がある
③ 師弟関係のプレッシャーがない
④ 円満な退局が可能:
客人、 あるいはビジネスパートナーのような立ち位置のイメージです。
僕は医局員時代、 就く予定だったポストを途中入局の人に持っていかれた経験があります。 生え抜きの医局員としてはちょっと悔しいのですが、 途中入局者が「オイシイ立場」におさまることは多々あるわけです。
一方、 途中入局が難しい状況を紹介します。
① 人気病院の入職は厳しい
② 大学病院での勤務も意外と難しい
医局とほどほどの距離感を保ち、 中規模〜やや大規模病院で、 生活環境やキャリアに合わせて働きたいと考えるなら、 途中入局は非常に有効な選択肢です。
新たな地域での勤務を考えている場合、 近隣の医局を訪れて状況を探ることもありかもしれません。 案外、 好条件が提示されるかも。
医局としても、 「専門医を取得した医師がどんどん退局してしまう」 という悩みを少なからず抱えています。 ある程度の譲歩で即戦力を獲得できればメリットは大きいでしょう。
さて、 今回は以上です。
>>著者が運営するブログはコチラ:「勤務医のマーチ」
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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