海外ジャーナルクラブ
2年前
Zhangらは, 同種造血幹細胞移植 (allo-HSCT) を受けるB細胞性急性リンパ性白血病 (ALL) 患者を対象に, ブスルファン+シクロホスファミド (BuCy) および全身放射線照射+シクロホスファミド (TBI-Cy) 条件療法の有効性および安全性を非盲検無作為化第Ⅲ相試験で検討. その結果, BuCy レジメンは TBI-Cyに比べ非劣性であることが明らかとなった. 本研究は, J Clin Oncol誌において発表された.
本研究は非劣勢試験で合計550の患者数でやや少ないのではとの印象だけ受けました非劣勢マージンは10%とされていましたので, これくらいの計算値に収まりそうです.
allo-HSCTを受けるALL患者において, ブスルファンベースとTBIベースのレジメンが同等の結果をもたらすかどうかは依然として議論のあるところである.
HLA適合allo-HSCT を受けた CR1 の成人標準リスク B 細胞-ALL 患者に対して, BuCy レジメンは TBI-Cy (4.5Gy × 2) と比較して有効性と安全性が劣っていないことが明らかになった.
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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