寄稿ライター
5ヶ月前
医局ウォッチャーこと、 コアライ ミナトです。 連載15回目のテーマは 「医局エリートの仕事術、 処世術」 です。
前編はコチラ。 引き続き、 お酒を飲みながら医局エリートのA先生に話を聞きました。
――A先生は臨床がメインだけれど、 大学にいる以上、 研究もやらなきゃいけないよね?
「大学院生の頃は、 自分の学位のための研究、 卒業後は後輩の学位取得をサポートしたり、 研究費を取ってきたりだね。 大学の医師は、 研究費を取ってくるのが仕事だと思っているから」
――院卒直後から!?しかも、 それを週8時間の残業でやっている (※前編参照) のは、 すごいな。
――入局して以降ずっと大学勤務で、 ポストもあがっているよね。 医局でうまくやるコツは?
「第一印象が9割、 くらいに考えているよ。 『仕事を頑張る人』ってイメージが何より大事。 頼まれた仕事は、 どうせほとんど断れないから、 すぐに『はい、 喜んで!』って応じる方が得策なんだ。 最初にその印象があれば、 後は多少休んでも遊んでも、 『疲れているのかな、 休息も必要だよね』って思ってもらえる。 逆の印象はキツイよね。 常に『怠けてないか?もっと頑張れ』という目で見られてしまう」
――僕は医局辞めたけど、 辞めていく人についてどう感じる?
「ネガティブにはみていないよ。 空気の良い医局であっても理不尽なことはそれなりにあるし。 同じ医局でも、 辞める時に揉める人もいるし、 円満に進む人もいる。 よくわかんないけれど、 結局は相性なのかなあ」
――僕も医局ウォッチャーとして色々言っているけれど、 医局内にいる人は本当に尊敬しているんだ。 医療の中心は、 医局とその関連病院だと思っているし。 これからも頑張って、 教授とかになってよ。
「いや、 実はもうすぐ医局辞めるんだ。 さすがに疲れた。 イナカに帰って開業する」
――なんだよそれ!
医局エリートのA先生に、 医局で長く活躍するためにはどんな条件が必要か聞き、 以下を満たす必要があるのかなと感じました。 そして、 医局エリートでい続けるのも大変なんだな、 とも。
さて、 今回は以上です。
>>著者が運営するブログはコチラ : 「勤務医のマーチ」
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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