寄稿ライター
9ヶ月前
仕事で関わることの多い看護師が普段、 医師のことをどう見ているか気になったことはありませんか? 今回は、 看護師兼ライターの白石弓夏さんに、 異動やアルバイトなどの新しい職場で看護師との円滑な協力関係を築くためのポイントを聞きました。
連載 「ドクターに伝えたいナースの本音」 の2回目は新しい職場での立ち回り方 (1ヵ月~) を紹介します。 (初回は 「新職場、 看護師の好感度UP確実な言動は?」 )
看護師の顔色を伺う必要はありませんが、 業務体制や役割分担を把握することは、 適切な指示を出す上で重要です。 看護師もチーム制やPNS (ペアで動く) などさまざまな体制で動き、 入院係・薬係・入浴係など役割分担も多様です。
申し送りやモーニングケアで忙しい時間帯など、 職場によって異なる1日のスケジュールを理解することで看護師との協力体制がスムーズになります。
忙しいと 「あれやっといて」と丸投げする医師をたまに見かけます。 看護師からすると医師への信頼感が低下したり、 報告をしにくくなったりする弊害を生む可能性があります。
「~~ために✕✕しておいてもらえると助かります」など具体的に伝えることが重要です。
色々と思うところはあると思いますが、「それはそれ。 これはこれ」 で感謝の気持ちを伝えることを意識しましょう。 これは看護師側も含めて大切なポイントです。
医師と看護師の双方が小さなことでも感謝の気持ちを持ち続けていれば、 そうそうトラブルになることはないと思います。
お菓子やジュース、 お土産といった差し入れで 「釣る」 姿勢が透けてしまうと逆効果です。 過度に頼らず、 日頃のコミュニケーションを大切にすることが重要です。
ただ、 看護師側に負担がかかった時などの差し入れは即効性があるかもしれません。
1~2年目の看護師は自分のことで手一杯な面もあるので、 3年目以降の信頼できる看護師と連携し、 情報共有することが、 看護師との良好な関係を築くには有益です。 特に中堅からベテランの看護師は、 職場の信頼を得ていることが多く、こことの円滑な関係は新しい職場での立ち回りを助けてくれるはずです。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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