HOKUTO編集部
4ヶ月前
日本血液学会は2月3日、造血器腫瘍に対する癌ゲノムプロファイリング検査 (パネル検査) の算定について、高額薬剤と同様の出来高支払いとするよう厚生労働省に要望書を提出した旨を同学会公式サイトで発表した。
現行の固形癌に対するパネル検査では以下が算定可能だが、1についてはDPC制度の対象となっており、入院中のパネル検査提出が困難な状況であるという。
❶ 癌ゲノムプロファイリング検査 (区分番号D006-19) として4万4,000点
❷ 癌ゲノムプロファイリング評価提供料 (区分番号B011-5) として1万2,000点
造血器腫瘍に対するパネル検査 「ヘムサイト®」 が2024年9月に薬事承認され、本年度内の保険適用が見込まれている。
造血器腫瘍臨床の以下のような特殊性に鑑み、 同学会は、 パネル検査を高額薬剤と同様の出来高支払いとするよう要望書を提出した。
●ときに病勢の進行が急速で、検査を入院中に実施せざるを得ない状況が生じる
●小児の場合、入院のうえ静脈鎮静下で骨髄穿刺を実施する施設が一般的であり、骨髄液を使用した検査は入院中に実施する必要がある
【国内初】造血器腫瘍遺伝子パネル検査 「ヘムサイト®」 が承認
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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