【Cancer】経口ビタミンC、 CCUS・低リスク骨髄系腫瘍でクローン増殖に差なし
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6日前

【Cancer】経口ビタミンC、 CCUS・低リスク骨髄系腫瘍でクローン増殖に差なし

【Cancer】経口ビタミンC、 CCUS・低リスク骨髄系腫瘍でクローン増殖に差なし
Mikkelsenらは、 意義不明のクローン性血球減少症 (CCUS) または低リスク骨髄系腫瘍の成人患者を対象に、 経口ビタミンCの有効性および安全性について、 第Ⅱ相プラセボ対照二重盲検無作為化比較試験EVITAで検討。 その結果、 クローン増殖速度に有意な群間差は認められなかった。 一方、 重篤な有害事象はビタミンC群で少なく、 探索的解析では全生存期間 (OS) が有意に延長した。 試験結果はCancer誌に発表された。

📘原著論文

Oral vitamin C supplementation in patients with clonal cytopenia of undetermined significance or lower risk myeloid malignancies: Results from EVITA, a phase 2 randomized, placebo-controlled trial. Cancer. 2026 Oct 1;132(19):e70549. PMID: 42764731

👨‍⚕️HOKUTO監修医コメント

治療期間は12か月のみで、 その後のビタミンC使用が把握されておらず、 実質的なクロスオーバーが長期転帰に影響した可能性があります。

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背景

CCUS・低リスク骨髄系腫瘍に対するビタミンCの有用性を検証

ビタミンCは、 DNA脱メチル化を介したエピジェネティック制御に関わるTET酵素の補因子である。 TET2変異は白血病で高頻度にみられるドライバー遺伝子変異であり、 前臨床研究ではビタミンCが白血病の進行を遅らせる可能性が示唆されている。

本試験は、 CCUSまたは低リスク骨髄系腫瘍の患者を対象に、 経口ビタミンCの生物学的活性・安全性・臨床的影響を評価した。

研究デザイン

対象はCCUS・低リスク骨髄系腫瘍の成人

本試験は、 デンマークと米国で実施され、 対象は、 抗癌治療を受けていないCCUSまたは低リスク骨髄系腫瘍の成人患者だった。 109例を、 以下の2群に1:1で無作為化に割り付け、 12ヵ月間の投与後に長期追跡を受けた。

  • ビタミンC群 : 55例
経口ビタミンC 1000mg/日を12ヵ月間投与
  • プラセボ群 : 54例

主要評価項目は、 ベースラインから治療終了時までのクローン増殖速度の中央値とした。

結果

クローン増殖速度に有意差なし

クローン増殖速度の中央値は、 群間で有意差が認められなかった (群間差-0.016 [95%CI -0.096-0.064]、 p=0.70)。

サイトカイン推移に群間差、 SAEはビタミンC群で少ない

炎症性サイトカインの経時的推移に群間差がみられた。 重篤な有害事象 (SAE) は18/55例 (33%) vs 30/53例 (57%) で、 ビタミンC群で少なかった。

探索的解析でビタミンC群のOS延長

探索的解析では、 全生存期間 (OS) はビタミンC群で有意に長かった (HR 0.35 [95%CI 0.17-0.71]、 p=0.0025)。

結論

第Ⅲ相試験での検証が必要

著者らは、 「経口ビタミンCは、 早期骨髄系腫瘍およびその前駆病態の患者において、 安全かつ生物学的活性を有する介入となる可能性があり、 第Ⅲ相試験による検証が求められる」と報告している。

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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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