寄稿ライター
3日前

2026年度の大学入学共通テストが近づいてきました (2026/1/17・18実施)。 今回は前年度に比べ、 難化する可能性が高いと考えられています。 本稿では、 医学部を有する国公立大学の共通テスト難易度ランキングを中心に、 2026年度入試について紐解いていきます。

【表1】は国公立大学医学部の2026年度予想難易度ランキングです。 国公立大学医学部では、 共通テストが合否に与える影響は依然として大きいです。 大学ごとに設定されている 「共通テストボーダー得点率」 は、 合否の可能性が50%に分かれるラインを示しています。
多くは前期日程でも8割前後の得点率が求められています。 東京大学や京都大学といった難関大学、 あるいは後期日程では、 9割以上の得点率が必要になります。
さらに、 国公立大学の医学部入試では志願者数が多かった場合、 個別学力検査 (2次試験) の前に受験者を選抜する 「2段階選抜」 を実施するケースがあります。 選抜基準は大学や年度によって異なりますが、 共通テストで一定以上の点数を取れなければ、 2次試験を受けることも叶わない可能性があるため、 注意が必要です。

【表2】は私立大学です。 共通テスト利用の大学では国公立大学と同様、 8~9割の得点率が求められます。
なお、文部科学省所管外である防衛医科大学校は大学入学共通テストを利用した入試は実施されておらず、ボーダーライン偏差値は67.5となっています。
冒頭で 「2026年度は難化する」 と述べた根拠は、 今回が新課程入試の2年目にあたるためです。 過去のセンター試験や共通テストを振り返ると、 新しい入試制度が導入された初年度は平均得点率が上昇し、 その翌年には大きく低下する傾向が一貫して見られます【表3】。

学習指導要領の改訂は、 約10年ごとに実施されます。 2025年度に実施された入試は、 新課程初年度という事情もあり、 全体として取り組みやすい出題が多く、 平均得点率も上昇しました。 その結果、 医学部では成績上位層が増え、 多くの大学でボーダーラインが引き上げられています。
▼ 2025年度の変更点 (おさらい)
一方、 2026年度は状況が変わる可能性があります。 思考力・判断力・表現力をより本格的に問う出題が増加すれば、 平均点が下がることも十分に考えられます。 平均点が下がれば、 大学別難易度ランキングにも影響が及び、 ボーダー付近の競争はさらに厳しくなるでしょう。
特に難化が予想される年では、 「例年このくらい取れているから大丈夫」 という前提は通用しません。 共通テストの得点率が数%変動するだけで、 志望大学の選択肢が大きく変わる可能性があるからです。
2026年度の医学部受験では、 大学別難易度を冷静に見極め、 共通テストの結果がどのように進路判断に影響するのかを事前に理解しておくことが必要になります。
とはいえ、 難易度変更の影響を受けるのはライバルたちも同じです。 模試などを活用してどのような出題にも対応できるようにしておくことが重要になります。

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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