医療の最前線から
3日前

世界の注目総説論文を紹介する 「医療の最前線から」。 今回は、 2026年のNature Reviews Disease Primersに掲載された 「インフルエンザ」 の総説を取り上げます。 季節性インフルエンザは毎年世界中で流行を繰り返し、 高齢者や慢性疾患のある人では重症化・死亡のリスクが高くなります。 本総説では、 診断・ワクチン・抗ウイルス薬治療から新型インフルエンザへの備えまでが、 臨床ガイドラインの推奨とともに整理されています。
❶世界人口の「約10~15%」が毎年感染
❷特に「65歳以上」の患者で発熱を欠く事がある
❸「高齢者・慢性疾患・妊婦・<5歳」は高リスク
❹流行期の迅速抗原陰性は「偽陰性」の可能性
❺非入院例の検出能は「鼻咽頭」>鼻腔>咽頭
❻標準用量不活化ワクチンの有効性は「中等度」
❼NA阻害薬/バロキサビルの「早期開始」推奨
❽重度免疫抑制例にバロキサビル単剤「非推奨」
❾入院例は「オセルタミビル」を速やかに開始
❿重症入院例の最適な薬剤・治療期間「未確立」
⓫重症肺炎への「高用量ステロイド」は害と関連
⓬飛沫予防は「発症後7日or症状消失後24h」まで
⓭新型A型のリスク因子は直近の「動物曝露」
原著論文で詳細を確認する
Influenza. Nat Rev Dis Primers. 2026 Aug 6;12(1):51. PMID: 42562831

編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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