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2日前

Fouladらは、 85歳以上で原発乳癌または温存乳房内再発の手術を受けた患者を対象に、 術後の局所領域再発と死亡を米国のデータベースを用いた後ろ向きコホート研究で検討。 その結果、 局所領域再発の5年累積発生率は13.4%、 乳癌特異的生存率は3年時点で100.0%、 5年時点で98.0%であり、 良好な局所制御が得られていた。 研究結果はBreast Cancer Res Treat誌に発表された。
本研究は2010年以降の実臨床を反映した後ろ向きケースシリーズであり、非外科的治療を受けたマッチ対照群との比較がないことが主な限界です。
【Lancet Oncol】70歳以上のルミナルA型乳癌の術後、 内分泌療法 vs 放射線療法
平均寿命の延伸に伴い85歳以上の乳癌患者が増加している可能性がある。 本研究は、 85歳以上の乳癌患者における外科的治療の内容と転帰について記述統計を報告することを目的とした。
原発乳癌または温存乳房内再発に対して外科的治療を受けた85歳以上の患者をOncoshare*を用いて同定した観察研究である。 対象期間は2010~19年であった。
評価したのは局所領域再発、 乳癌特異的生存、 全生存 (OS) であり、 局所領域再発の累積発生率は死亡を競合リスクとして扱う手法**で推定した。
2010~19年に原発乳癌または温存乳房内再発に対して外科的治療を受けた85歳以上の患者91例が同定された。 このうち65例 (71%) が85~89歳、 26例 (29%) が90歳以上であった。 検診での発見例は29.2%であったのに対し、 乳癌既往を有する例は57.7%であった。
96個の癌のうち70%で乳房温存術が施行され、 腋窩リンパ節ステージングは乳房温存術の36%、 乳房切除術の91%で施行されていた。
局所領域再発は18例に生じていた。 このうち17例が乳房温存術後であり、 乳癌関連死は2例であった。
乳癌特異的生存率は3年時が100.0%、 5年時が98.0% (95%CI 94.3-100.0%) であった。 局所領域再発の累積発生率は3年時が4.6% (95%CI 2.2-9.0%)、 5年時が13.4% (95%CI 5.9-20.8%) であった。
OSは3年時が77.9% (95%CI 68.8-88.1%)、 5年時が59.9% (95%CI 49.3-72.6%) であった。
5年時のOSは85~89歳で71.9% (95%CI 60.4-85.6%) であったのに対し、 90歳以上では28.3% (95%CI 13.6-58.6%) と低かった (p<0.001)。 OS中央値として推定した余命は85~89歳で7.6年、 90歳以上で3.5年であった。
著者らは、 「新規の乳癌または温存乳房内再発を有する85歳以上の患者において、 手術により良好な局所制御が得られた」 と結論付けている。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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