海外ジャーナルクラブ
21日前

Stoneらは、 IgG4関連疾患を対象に経口可逆的ブルトン型チロシンキナーゼ (BTK) 阻害薬リルザブルチニブの有効性および安全性について、 非盲検第Ⅱa相試験で検討した。 その結果、同薬治療終了時に70.4% (19/27) が再燃することなくグルココルチコイドを中止することができ、 疾患活動性の低下が維持された。 試験結果はAnn Rheum Dis誌に発表された。
気管支喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患や、 線維化に対する効果についても、 今後の研究が期待されます。
【Br J Dermatol】アトピー性皮膚炎へのrilzabrutinib、 痒みへの効果は?
【LUNA 3】新規BTK阻害薬rilzabrutinib、 免疫性血小板減少症に対し高効果
本試験は、 IgG4関連疾患患者を対象にリルザブルチニブの有効性と安全性を評価することを目的とした。
本試験はIgG4関連疾患患者を対象とした52週間の非盲検第Ⅱa相試験で、 計27例が以下の2コホートに登録された。
全例にリルザブルチニブを投与するとともに、 グルココルチコイドを2~4週間かけて漸減・中止した。 その後は最長52週間にわたりリルザブルチニブ単独投与を行った。 主要評価項目は、 疾患再燃を認めない被験者の割合と安全性であった。
治療終了時点で70.4% (19/27) の患者が再燃することなくグルココルチコイドおよび免疫抑制薬から離脱していた。
疾患活動性の指標であるIgG4 関連疾患レスポンダー指標のスコアは12週時点で8.3㌽低下し、 52週を完遂した被験者 (14/17) では10.7㌽低下した*。
重篤な治療下有害事象 (TEAE) は2例に発現し、 うち1例は死亡に至ったが、 いずれも試験薬との関連は否定された。 高頻度にみられたTEAEは下痢 (40.7%)、 COVID-19 (18.5%)、 めまい (18.5%) であった。
著者らは、 「リルザブルチニブはIgG4関連疾患患者において許容可能な安全性プロファイルを示した。 B細胞除去療法に代わり得る本剤については、 より大規模で長期のプラセボ対照試験で検証する必要がある」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。