海外ジャーナルクラブ
1ヶ月前
Yakubovらは、 中等度以上のリスクがある重症大動脈弁狭窄症患者を対象に、 CoreValve / Evolutによる経カテーテル的大動脈弁植え込み術 (TAVI) と外科的大動脈弁置換術 (SAVR) の弁性能と5年後の臨床転帰への影響を無作為化比較試験 (RCT) および非RCTのデータを用いて検討した。 その結果、 TAVIはSAVRに比べて生体弁機能不全の発生率が有意に低かった (9.7% vs 15.3%、 部分分布HR 0.57、 95%CI 0.45-0.73、 p<0.001)。 また、 生体弁機能不全には、 死亡や心不全による入院のリスク増加との関連が認められた (HR : 5年全死因死亡率1.49、 心血管死亡率1.76、 弁膜症または心不全悪化による入院1.48、 いずれもp<0.001)。
主要評価項目である5年間のBVD発生率はRCT集団のみを対象に結果が出されています。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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