医療の最前線から
13日前

世界の注目総説論文を紹介する 「医療の最前線から」。 今回は、 Annual Review of Medicine誌に2026年8月にオンライン先行公開された 「悪液質に対する新規抗体療法」 の総説を取り上げます。 悪液質は進行癌の最大60~80%に合併し癌関連死の25%超に関連しますが、 FDA承認薬はなくASCOガイドラインの推奨も限定的です。 本総説では、 GDF-15-GFRAL経路を標的とする抗体医薬の開発状況と臨床試験成績が整理されています。
❶進行癌の悪液質有病率は「60~80%」に達する
❷がん悪液質「Fearon基準」いずれか1つで診断
❸がん悪液質は「栄養摂取のみ」で完全回復せず
❹がん悪液質への経管・静脈栄養「ルーチン非推奨」
❺ASCOはがん悪液質に「低用量オランザピン」考慮
❻悪液質の主因の1つは「GDF-15-GFRAL経路」
❼GDF-15は「筋萎縮・骨量減少・貧血」にも関与
❽「ponsegromab」は抗GDF-15モノクローナル抗体
❾ponsegromab「400mg」で12週体重増
❿ponsegromabのAEは「70%」・プラセボ80%
⓫「転移性膵管腺癌」でponsegromab第Ⅱb/Ⅲ相
⓬「抗GFRAL抗体」NGM120は受容体側を狙う
⓭「visugromab」は免疫療法抵抗性解除も狙う
原著論文で詳細を確認する

- がん悪液質
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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