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26日前

Armstrongらは、 アンドロゲン受容体阻害薬エンザルタミドによる治療を受けた転移性ホルモン感受性前立腺癌 (mHSPC) および非転移性去勢抵抗性前立腺癌 (nmCRPC) 患者を対象に、 前立腺特異抗原 (PSA) の上昇またはPSA進行を伴わない画像上の進行 (rPD) の発生状況および予後への影響を、 2件の第Ⅲ相試験 (ARCHES、 PROSPER) の事後解析で評価した。 その結果、 エンザルタミド治療中にPSA上昇またはPSA進行を伴わないrPDが一定数認められた。 また、 rPDを認めた患者ではPSA上昇またはPSA進行の有無にかかわらず全生存期間 (OS) が不良であった。 本研究はJ Clin Oncol誌において発表された。
ARCHES試験において、 PSA上昇のみでrPD前に治療中止となった患者が本事後解析に含まれていない点がlimitationです。
エンザルタミドによる治療を受けたmHSPCおよびnmCRPC患者において、 PSAの上昇またはPSA進行を伴わないrPDの発生状況を解析した。
第Ⅲ相試験ARCHESおよびPROSPERの事後解析において、 エンザルタミドによる治療を受けたmHSPCおよびnmCRPC患者2,551例を対象に、 rPDとベースラインまたは最低値からのPSA上昇の有無、 およびrPDとProstate Cancer Working Group 2/3 (PCWG2/3) で定義されたPSA進行の有無について評価した。
OSの解析にはカプラン・マイヤー法を用いた。
ARCHES試験では、 エンザルタミド+アンドロゲン除去療法 (ADT) を受けたmHSPC患者574例のうち、 rPD時点でPSA上昇を認めなかった患者は3.5%、 PSA進行を認めなかった患者は8.5%であった。
rPDを認めた患者に限定すると、 エンザルタミド+ADTによる治療を受けた79例のうち25.3%はPSA上昇を認めず、 62.0%はPSA進行基準を満たさなかった。 一方で、 対照群であるADT単独で治療された188例ではそれぞれ7.4%、 38.3%であった。
PROSPER試験では、 エンザルタミド+ADTを受けたnmCRPC患者933例のうち、 rPD時点でPSA上昇を認めなかった患者は4.4%、 PSA進行を認めなかった患者は10.3%であった。
rPDを認めた患者に限定すると、 エンザルタミド+ADTによる治療を受けた187例のうち21.9%はPSA上昇を認めず、 51.3%はPSA進行基準を満たさなかった。 一方で、 対照群であるプラセボ+ADTで治療された224例ではそれぞれ3.6%、 18.8%であった。
サンプルサイズは小さいものの、 rPDイベントを認めたエンザルタミド治療患者では、 対照群と比べて肝転移が5倍超多く認められた。 また、 rPDを認めない患者と比べてPSA上昇またはPSA進行の有無にかかわらずOSが不良であった。
著者らは 「mHSPCおよびnmCRPCにおいて、 エンザルタミドによる治療中にPSA変化を伴わないrPDが一定数認められ、 予後不良であることを踏まえ、 画像検査を用いた定期的な経過観察が推奨される」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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