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3日前

Meurerらは、 院外心停止後に昏睡状態が持続している成人を対象に、 33℃の低体温療法における冷却時間 (6~72時間) の違いが神経学的転帰に与える影響について、 多施設共同アダプティブ無作為化比較試験ICECAPで検討。 その結果、 冷却時間の延長は90日時点の神経学的転帰を改善しなかった。 冷却時間の違いによる副次評価項目および死亡率の差も認められなかった。 試験結果はJAMA誌に発表された。
適格基準やガイドラインに準拠した神経学的予後予測を用いたものの、 一部では神経学的予後不良を理由に早期生命維持治療の早期中止 (withdrawal of life-sustaining therapy : WLST) が行われており、 WLSTに関する診療慣行のばらつきが患者登録や診療に影響した可能性があります。
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低体温療法は心停止後の神経保護を目的に広く用いられているが、 臨床試験では神経学的転帰の改善が一貫して示されているわけではない。 また、 最適な冷却時間も明らかになっていない。 本試験は、 院外心停止後に昏睡状態が持続する患者で神経学的回復を最大化する低体温療法の実施時間を明らかにする目的で実施された。
本試験は、 米国の71施設で実施された多施設共同・アダプティブ割り付けによる無作為化比較試験である。 対象は、 院外心停止後に意識が回復せず、 心停止から4時間以内に34℃未満の目標体温に到達し、 確実な体温管理デバイスによる治療が開始された成人とした。 登録期間は2020年6月~2025年6月であった。
患者は33℃の低体温療法を6・12・18・24・30・36・42・48・60・72時間のいずれかの冷却時間で受ける群にアダプティブに割り付けられた*。
主要評価項目は90日時点の神経学的機能で、 重み付けされたmodified Rankin Scaleスコア**を用いてベイズ時間反応モデルで解析された。 主要解析では各冷却時間が最適である事後確率を推定した。 ここでの 「最適」 とは、 いずれかの時間で観察された最良の転帰と一致する最短の時間を指す。
計1,158例が無作為化された (非ショック適応リズム883例、 ショック適応リズム275例)。 年齢中央値は61歳 (IQR 50-70歳)で、 39.6%が女性であった。 本試験は中間解析で事前に規定された中止基準を満たした。
非ショック適応リズムのコホートでは、 重み付けされたmodified Rankin Scaleスコアの平均が最大となる転帰を達成する最短の冷却時間が6時間である事後確率は0.51であった。ショック適応リズムのコホートでも同様の結果が得られた。
副次評価項目および死亡率についても、 冷却時間の長さの違いによる差は認められなかった。
著者らは 「33℃で治療的低体温療法を受けた院外心停止後の昏睡状態の生存患者において、 冷却時間を延長しても神経学的転帰は改善しなかった」 と結論付けている。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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