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18日前

Leらは、 局所進行または転移性のHER2変異陽性NSCLC患者を対象に、 経口チロシンキナーゼ阻害薬sevabertinibについて第Ⅰ/Ⅱ相試験にて評価した。 その結果、 治療歴で分類した3つのコホートでの奏効率は、 それぞれコホートD (HER2治療経験なしの既治療患者)で 64%、 コホートE (HER2治療経験ありの既治療患者) で38%、 コホートF (未治療患者) で71%であり、 抗腫瘍活性を示した。 試験結果はNEJM誌に発表された。
非盲検、 かつ標準治療との比較対照群がない点はlimitationです。
HER2変異は、 非小細胞肺癌 (NSCLC) 患者の2~4%に認められる。 Sevabertinibは、 前臨床モデルにおいて抗HER2活性を示した経口投与可能な可逆的チロシンキナーゼ阻害薬である。
本研究は、 局所進行または転移性のHER2変異NSCLC患者を対象とした非盲検多施設多コホートの第Ⅰ/Ⅱ相試験であり、 sevabertinib (1日2回20mg) について評価した。 対象者は、 治療歴に基づき以下の3コホートに分類された。
主要評価項目は、 盲検化された独立中央評価による客観的奏効率とし、 副次評価項目は奏効期間および無増悪生存期間とした。
合計209例の患者がsevabertinibを投与された。
コホートD (81例、 追跡期間中央値 : 13.8ヵ月)
コホートE (55例、 追跡期間中央値: 11.7ヵ月)
コホートF (73例、 追跡期間中央値: 9.9ヵ月)
グレード3以上の薬剤関連有害事象は31%に発生した。 最も多かった有害事象は下痢 (発生率 : 84~91%) であり、 グレード3以上の下痢は5~23%であった。 薬剤関連有害事象により治療を中止した患者は3%であった。
著者らは、 「Sevabertinibは、 局所進行または転移性HER2変異陽性NSCLC患者において抗腫瘍活性を示した。 最も多く認められた有害事象は下痢であった」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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