【Lancet】経口1日1回zenagamtide、 第Ⅱ相で全3用量がHbA1c改善
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2日前

【Lancet】経口1日1回zenagamtide、 第Ⅱ相で全3用量がHbA1c改善

【Lancet】経口1日1回zenagamtide、 第Ⅱ相で全3用量がHbA1c改善
Moraらは、 2型糖尿病の成人を対象に、 GLP-1受容体・アミリン受容体・カルシトニン受容体作動薬zenagamtide (旧名amycretin) 経口投与の有効性および安全性について、 プラセボと比べた用量反応関係を多施設共同・第Ⅱ相無作為化比較試験で検討。 その結果、36週時のHbA1cは、 zenagamtide 6mg群、 25mg群、 50mg群の全3用量でプラセボ群と比べて有意に改善した。 試験結果はLancet誌に発表された。

📘原著論文

Efficacy and safety of once-daily oral zenagamtide, a novel unimolecular GLP-1 and amylin receptor agonist, in adults with type 2 diabetes: a multicentre, randomised, parallel, double-blind, placebo-controlled, dose-finding, phase 2 trial. Lancet. 2026 Jul 30:S0140-6736(26)01247-X. Online ahead of print. PMID: 42532079

👨‍⚕️HOKUTO監修医コメント

試験期間が36週間と短く、 2型糖尿病患者における経口zenagamtideの血糖改善および体重減少効果を十分に評価できず、 長期的な安全性も検討できませんでした。 特に高用量への曝露期間が短く、 6 mg群の28週間に対して25 mg群では20週間、 50 mg群では16週間でした。

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🔢 HOMA-IR

主疾患2型糖尿病のメイン計算ツール

🔢 グリコアルブミンからHbA1cへの換算

主要評価項目HbA1cに直結する換算計算

背景

2型糖尿病における経口zenagamtideの用量反応関係は未確立

zenagamtideはGLP-1受容体、 アミリン受容体、 カルシトニン受容体の3つの受容体に作用する単分子ペプチド作動薬である。 本試験は、 2型糖尿病の成人におけるzenagamtide (旧名amycretin) の1日1回経口投与の有効性および安全性について、 プラセボと比べた用量反応関係を検討する目的で実施された。

研究デザイン

2型糖尿病の成人186例をzenagamtide 3用量群とプラセボ群に無作為化

本試験は、 11ヵ国の医療機関83施設で実施された36週間の多施設共同・二重盲検・プラセボ対照の用量設定第Ⅱ相無作為化比較試験である。 試験は3週間のスクリーニング期間、 36週間の介入期間、 4週間の追跡期間で構成された。 対象は、 18~75歳でHbA1c 7.0~10.0% (53~86mmol/mol) の2型糖尿病を有し、 メトホルミンを安定用量で投与され (SGLT2阻害薬の併用の有無は問わない)、 BMIが23.0~50.0kg/m²の成人であった。

186例が経口zenagamtideまたはプラセボに5:1で無作為に割り付けられ、 さらにzenagamtide投与群は3つの用量群に1:1:1で割り付けられた*。 プラセボ群は各投与スケジュールに対応する群に同様に割り付けられた。

  • zenagamtide 6mg群 (54例)
  • zenagamtide 25mg群 (51例)
  • zenagamtide 50mg群 (51例)
  • プラセボ群 (30例)
開始用量はいずれも1.5mgで、 維持用量 (6mg・25mg・50mg) に達するまで4週ごとに増量した
*無作為化はスクリーニング時のHbA1c (8.5%未満または8.5%以上) と居住国 (日本またはその他の国) で層別化された。 患者と試験スタッフは各用量水準の中でzenagamtideかプラセボかについて盲検化された

主要評価項目はベースラインから36週までのHbA1c変化量で、 無作為化された全例で評価された**。 安全性は無作為化され、 治験薬の投与を受けた全例で評価された。

**主要評価項目は、 レスキュー薬を用いない治療下データに基づく有効性エスティマンドに基づき評価した

結果

36週のHbA1cは3用量いずれにおいてもプラセボと比べ有意に低下

2024年8月7日~12月27日に、 スクリーニングを受けた915例のうち186例 (20%) が経口zenagamtide 6mg群、 25mg群、 50mg群またはプラセボ群に無作為に割り付けられ、 全解析対象集団に組み入れられた。 各群のベースラインのHbA1c平均値は7.9~8.1%であった。

36週時のHbA1cのベースラインからの推定平均変化量は、 zenagamtide 6mg群で-0.9%㌽ (プラセボ群との推定治療差 -0.5%㌽, 95%CI -1.04~-0.04%㌽, p=0.033)、 25mg群で-1.3%㌽ (-0.99%㌽, 95%CI -1.49~-0.49%㌽, p=0.0001)、 50mg群で-1.4%㌽ (-1.09%㌽, 95%CI -1.59~-0.59%㌽, p<0.0001) であり、 いずれの用量においてもプラセボ群と比べて有意に低下した。

消化器系有害事象の頻度は用量の増大に伴い上昇

最も多くみられた有害事象は消化器系有害事象であり、 発現率はzenagamtide 6mg群で54例中14例 (26%)、 25mg群で51例中21例 (41%)、 50mg群で51例中24例 (47%)、 プラセボ群で30例中7例 (23%) であった。 重篤な有害事象は全186例中7例 (4%) から報告があり、 いずれもzenagamtide群であった (6mg群2例、 25mg群2例、 50mg群3例)。 試験期間中の死亡はなかった。

結論

全3用量でHbA1cを有意に改善

著者らは 「2型糖尿病患者において、 zenagamtide1日1回経口投与は6、 25、 50 mgの全3用量でプラセボと比べてベースラインから36週までのHbA1cを臨床的に意義があるレベルに、 かつ有意に改善した」 と報告した。

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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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