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HOKUTO編集部

206日前

【解説】その捻挫、 本当にレントゲン撮影が必要ですか?オタワ足外傷ルールをご紹介!

足関節捻挫は救急外来や整形外科外来でコモンな症候のひとつです. 過去の報告では、 X線を撮影した約80%以上に骨折はみられず、 骨折がみられたのは約15%であったといいます.
不要なX線撮影を避けるため、どんな所見に注意すればよいのでしょうか? 今回は研修医の皆様も簡便に利用できるOttawa足外傷ルールをご紹介します!

Ottawa足外傷ルールとは?

足外傷によるX線検査の判断ルールである¹⁾.

お気に入り登録するといつでも利用可能!

足関節の評価

いずれかを満たせば足関節のX線を撮影¹⁾
  • 腓骨遠位端より6cmまで後方の圧痛 (A)
  • 脛骨遠位端より6cmまで後方の圧痛 (B)
  • 受傷時および受診時に患肢に荷重不可

中足部の評価

いずれかを満たせば足部のX線を撮影¹⁾
  • 第5中足骨基部の圧痛 (C)
  • 舟状骨の圧痛 (D)
  • 受傷時および受診時に患肢に荷重不可

エビデンス

  • システマティックレビューでは感度97.6%、特異度31.5%で、 すべてに当てはまらなければ骨折の可能性は極めて少なかった²⁾.

使用上の注意点

  • 臨床的に重要でない軽微な骨折の否定や、固定免荷が不要かを予測するスコアではない²⁾.

参考文献

  1. Decision rules for the use of radiography in acute ankle injuries. Refinement and prospective validation. JAMA. 1993 Mar 3;269(9):1127-32. PMID: 8433468.
  2. Accuracy of Ottawa ankle rules to exclude fractures of the ankle and mid-foot: systematic review. BMJ. 2003 Feb 22;326(7386):417. PMID: 12595378

最終更新:2022年5月10日
監修医師:聖路加国際病院救急部 清水真人

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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