海外ジャーナルクラブ
10ヶ月前

Nissenらは、 肝臓でのリポ蛋白(a)合成を抑制する長期持続型低分子干渉RNA (siRNA) 薬lepodisiranの安全性と有効性を第III相無作為化比較試験ALPACAで検討した。 その結果、 lepodisiranの投与により、 60~180日目の血清リポ蛋白(a)値が平均して最大93.9%ポイント低下したことが示された。 試験結果はNEJM誌に発表された。
N Engl J Med. 2025 May 1;392(17):1673-1683. PMID: 40162643
リポタンパク(a)濃度の増加は黒人に多く見られるため、 本研究では黒人の参加者が少なかったことからさらなる研究が必要です。
リポ蛋白(a)高値は、 アテローム動脈硬化性心血管疾患との関連が知られている。 lepodisiranは、 長期間持続型低分子干渉RNA製剤であり、 肝臓でのリポ蛋白(a)合成を阻害する新しい治療アプローチであるが、 その安全性と有効性は明らかでない。
lepodisiranの投与方法を変えた5群に割り付け、 皮下注射で投与した。
主要評価項目は、 60~180日目における血清リポ蛋白(a)値のベースラインからの時間平均変化率であった。 解析時には、 0日目に400mgを投与した2群のデータは統合した。
320例が割り付けられ、 0日目のリポ蛋白(a)の中央値は253.9nmol/Lであった。
60~180日目における血清リポ蛋白(a)の0日目からの時間平均変化率 (プラセボ群との差) は以下の通りであり、 lepodisiran投与後60~180日目の血清リポ蛋白(a)平均値が用量依存的に低下した。
30~360日目の変化率は、 以下の通りであった。
35例に重篤な有害事象が発生したが、 医師がlepodisiranやプラセボとの関連を認めたものはなかった。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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