HOKUTO編集部
1年前
腎切除後の再発リスクが高い腎細胞癌 (淡明細胞型) 患者において、 ペムブロリズマブ投与の効果を、 プラセボ投与を対照に検証した第Ⅲ相無作為化比較試験KEYNOTE-564の結果より、 無病生存期間 (DFS) に対する有益性が示された。
▼中間解析結果
根治的腎摘除術または腎部分切除術後の再発リスクが高い腎細胞癌 (淡明細胞型) 患者
994例を以下の2群に1:1で割り付けた。
両群間で同様であった。
HR0.63 (95%CI 0.50-0.80)
PD-L1発現に関わらず、 HRの点推定値は1.0以下であった。
両群いずれも未到達
HR0.52 (95%CI 0.31-0.86)
再発後に化学療法を受けた患者の割合は以下の通り
ペムブロリズマブ群では、 プラセボ群よりも後治療または死亡までの期間が長かった。
HR0.67 (95%CI 0.50-0.90)
治療関連AE (Grade3以上) の発現率
腎切除後の再発リスクが高い腎細胞癌 (淡明細胞型) 患者において、 ペムブロリズマブ投与はプラセボ投与と比較し、 DFSを有意に延長することが示された。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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