海外ジャーナルクラブ
4ヶ月前
Chiuらは、 台湾の全国規模のデータを用いて、 スティーブンス・ジョンソン症候群 (SJS) / 中毒性表皮壊死融解症 (TEN) の生存者の心血管疾患の罹患および死亡リスクをコホート研究で検討した。 その結果、 SJS/TEN生存者はSJS/TEN未発症者と比べて脳血管障害および虚血性心疾患の発症リスクがそれぞれ1.65倍および1.58倍、 死亡リスクがそれぞれ1.69倍および1.55倍高かった。 死亡リスクの増加は発症後1年でピークに達し、 4-7年間持続した。 特に、 高齢および診断時に集中治療室に入院した生存者の死亡リスクが有意に高かった。
この結果から、 脳血管障害、 虚血性心疾患の早期発見とその予防というストラテジーがさらに重要になってきます。
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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