海外ジャーナルクラブ
9ヶ月前

Phillips らは、 アフリカにおいてインテグラーゼ阻害薬 (INSTI) ドルテグラビルをベースとしたレジメン*による治療でウイルス量が1,000コピー/mLを持続的に示すHIV陽性の成人不応例を対象に、 抗レトロウイルス療法の3つのスイッチ戦略 (①プロテアーゼ阻害薬ベースへスイッチ、 ②インテグラーゼ阻害薬耐性が事前検査で示された場合にのみプロテアーゼ阻害薬ベースへスイッチ、 ③事前の検査なし、 かつスイッチなし) の予測される効果を費用対効果も考慮して個別ベースのモデリング研究で評価した。 その結果、 50年間において、 ③の障害調整生存年 (DALY) は①と比べて年間あたり平均4,400DALY (95%CI 3,200–5,500DALY) 増加する一方で、 年間割引後コストは510万ドル (95%CI 460–560万ドル) 低かった。 また、 ②は死亡率・DALYで①と同等であり、 年間割引後コストは①より350万ドル低く、 年間あたり6,900DALY (95%CI 5,500-8,200DALY) 減少した。 ③との比較では、 増分費用効果比 (ICER) は376ドル/DALYであり、 ②が費用対効果の高い戦略であることが示唆された。
Lancet HIVのInterpretationには、 「ドルテグラビルをベースとした治療でウイルス抑制不良の患者に対するHIV薬剤耐性検査は費用対効果が高く、 低コストで高品質な検査の普及拡大が推奨されます」 との記載があります。
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海外ジャーナル
HIV治療、 B/F/TAF切替3年後もウイルス学的抑制率良好
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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