HOKUTO編集部
2ヶ月前
日本化薬は3月3日、 ROS1阻害薬タレトレクチニブについて、 「ROS1 融合遺伝子陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」 を効能・効果として、 日本国内における製造販売承認申請を行った旨を発表した。
本申請は、 2024年9月に開催された世界肺癌学会 (WCLC 2024) で発表されたROS1 融合遺伝子陽性の非小細胞肺癌 (NSCLC) を対象とした国際共同第II相臨床試験TRUST-IIの結果などに基づくもの。
タレトレクチニブは日本化薬が米・ニュベーション社から導入した次世代の経口ROS1阻害薬。 日本化薬によると、 ROS1融合遺伝子陽性の進行性NSCLCの治療のためにデザインされており、 選択的かつ強力なROS1チロシンキナーゼ阻害活性を有し、 中枢神経系 (CNS) にも移行する特徴を有する。
2024年11月に希少疾病用医薬品の指定を受けており、 優先審査の対象となっていた。
ROS1融合遺伝子陽性の局所進行または転移を有するNSCLC患者を対象としてタレトレクチニブ (600mgを1日1回投与) の有用性を検討した第II相臨床試験TRUST-IIにおいて、 主要評価項目である客観的奏効率 (ORR)については、 以下の結果が示された。
安全性プロファイルは良好であった。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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