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8日前

Gardnerらは、 妊娠悪阻と有害妊娠転帰の関連を、 米カリフォルニア州の単胎生産児250万例を対象としたコホート研究で検討。 その結果、 妊娠悪阻は妊娠高血圧腎症、 早産、 貧血をはじめ複数の有害妊娠転帰のリスク上昇に関連することが示された。 研究結果はAm J Epidemiol誌に発表された。
HGは入院または救急外来記録の主診断コードで定義されており、 外来管理にとどまった軽症例が非HG群に含まれる可能性があるため、 関連の大きさの解釈には注意する必要があります。
妊娠中に重度の悪心や嘔吐を引き起こす妊娠悪阻は、 全妊娠の1~3%に生じ、 妊娠初期の入院原因の第1位となっている。 妊娠悪阻による母体の低栄養は、 胎盤の発達・機能の異常を招き、 一部の有害妊娠転帰のリスクを高めるとする仮説が提唱されてきた。しかし、 この関連を検討した住民データは主に欧州のもので、 米国の住民ベースの研究は1999年の1件のみであり、 同研究では交絡因子の調整が行われていなかった。
対象は2007~11年に米国カリフォルニア州で出生した単胎生産児250万例で、 このうち母体に妊娠悪阻の記録があったのは5万3,681例 (2.2%) であった*。
交絡因子を調整したうえで、 妊娠悪阻と妊娠高血圧腎症、 妊娠高血圧、 早産・SGA (在胎不当過小)、 常位胎盤早期剥離、 貧血の関連を調整リスク比 (aRR) で評価した。 あわせて初回妊娠悪阻入院の時期別および複数の集団特性別の層別解析が行われた。
交絡因子の調整後、 妊娠悪阻と妊娠高血圧腎症 (aRR 1.18、 95%CI 1.13-1.23)、 妊娠高血圧 (1.15、 1.09-1.22)、 早産 (1.25、1.22-1.29)、 SGA (1.19、1.16-1.22)、 常位胎盤早期剥離 (1.14、1.05-1.25)、 貧血 (1.37、1.33-1.40) のリスク上昇に関連が認められた。 妊娠悪阻と最も強い関連が認められたのは貧血であった。
初回の妊娠悪阻による入院の時期が第2三半期であった女性では、 全般的により高いリスクが認められ、 妊娠高血圧腎症のaRRは1.41 (95%CI 1.30-1.52) であった。
著者らは 「この結果から、 妊娠悪阻は単一の有害妊娠転帰にとどまらず、 複数の有害妊娠転帰のリスク上昇に関連することが、 米国の大規模住民データで示された」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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