海外ジャーナルクラブ
2ヶ月前
Riddlerらは、 米国のHIV-1非感染者 (18-55歳) 108例を対象に、 HIV-1 mRNAワクチン3種*の初回接種から12ヵ月後の安全性および忍容性を第I相非盲検無作為化比較試験HVTN 302で評価した。 その結果、 80例から自発的な有害事象 (AE) の報告が190件あり、 うち30件がワクチン関連と判断された。 ワクチン関連AEのうち、 73%が軽度、 残りが中等度であった。 このほか、 7例 (7% [95%CI 3-13%]) に蕁麻疹が認められ、 うち4例は12ヵ月後も間欠的に蕁麻疹が持続していた。 事後解析では、 蕁麻疹に人口統計学的特徴、 アレルギー歴、 薬剤使用歴、 COVID-19との関連が認められなかった。
プラセボ群が存在しないこと、 蕁麻疹を発現した参加者の数が少なく交絡因子の調整が困難であったことがlimitationとして挙げられます。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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