HOKUTO編集部
1年前
未治療の転移性の淡明細胞型腎細胞癌患者において、 スニチニブ投与の効果を、 インターフェロンα (IFN-α) を対照に検証した第Ⅲ相比較試験NCT00083889の結果より、 無増悪生存期間 (PFS) および奏効率 (ORR) 、 患者報告アウトカムに対する有益性が示された。
未治療で転移性の淡明細胞型腎細胞癌患者
750例を以下の2群に1:1で割り付けた。
両群間で同様であった。
HR 0.42 (95%CI 0.32-0.54)、 p<0.001
Memorial Sloan-Kettering Cancer Center (MSKCC) の基準に基づく予後リスクに従って、 3つのカテゴリー (favorable、 intermediate、 poor) に分類。 3つ全てのカテゴリーで、 PFS中央値はスニチニブ群の方がIFN-α群よりも長かった。
初回報告時、 OS中央値は両群いずれも未到達だったものの、スニチニブ群のIFN-α群に対するHRは0.65 (95% CI 0.45-0.9) 、 P=0.02と改善傾向を認めた。
p<0.001
P<0.001
スニチニブ投与は、 IFN-α投与と比較し、 PFSが有意に長く、 ORRを改善させ、 患者アウトカムも良好であることが示された。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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