海外ジャーナルクラブ
8日前

Sellaらは、 45歳以下でステージ1のHR陽性/HER2陽性乳癌を対象に、 化学療法・内分泌療法レジメン別の浸潤性無病生存期間 (IDFS) を多施設レジストリで検討した。 その結果、 IDFSイベントは244例中13件に発生し、 6年IDFSは多剤化学療法で95.5%、 タキサン単剤で94.1%、 内分泌療法の各レジメンでも90%以上と、 いずれも良好であり治療強化による上乗せ効果は限定的であることが示唆された。 試験結果はBreast誌に発表された。
腫瘍径の詳細情報 (T1a、 T1b、 T1cなど) が利用できなかったため、 腫瘍サイズや化学療法後の閉経状態に基づく治療選択による残余交絡を完全に除外できていません。
ステージ1のHR陽性/HER2陽性 (HR+/HER2+) 乳癌ではタキサン単剤化学療法の使用が増えており、 卵巣機能の温存や内分泌療法 (ET) 戦略も変化しつつある。
本患者群における、 閉経前女性の予後は明確ではない。
45歳以下でステージ1のHR+/HER2+乳癌患者を多施設レジストリから同定した、 国際的な実臨床研究である。
浸潤性無病生存期間 (IDFS) を、 化学療法および内分泌療法のレジメン別に評価した。
244例中13件のIDFSイベント (うち遠隔再発4件) が発生した。
多剤化学療法とタキサン単剤療法で、 6年IDFSに有意差はなかった (p=0.56)。
6年IDFS
内分泌療法レジメン別でも、 6年IDFSに有意差はなかった (p=0.56)。
6年IDFS
著者らは、 「化学療法・内分泌療法レジメンによらず予後は良好であり、 治療強化による上乗せ効果は限定的であると示唆された」と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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