インタビュー
19日前
ハイポな研修環境なのに、 ハイパーにもできる――。 吹田徳洲会病院 (大阪府) は定時退勤や当直免除などが可能な体制ながら、 希望すれば手技や当直も積極的に挑戦できる柔軟性が魅力だといいます。
今回は、 初期研修医1年次の辻 大志先生に、 実際の研修の様子について話を聞きました。
――手技はどのくらい経験できますか?
「僕は『動ける医師になりたい』という思いがあり、 積極的に手を動かしています。 研修が始まってからの3ヵ月で、 腹腔穿刺や動脈採血、 縫合などを経験しました。 CVカテーテルも4月の2週目に初めて行い、 すでに7~8例経験しています。 朝の採血も日課で、 手技に触れる時間はとても多いです」
――当直の頻度はどのくらいですか?
「自分から希望して4月から週1回の当直に入っています。 将来、 救急科か外科に進みたいと考えているためです。 一方、 当直はあくまで任意で、 免除も可能です」
――忙しさを5段階で評価すると?
「今のところ3くらいです。 『思っていたよりは忙しいな』というのが正直な感想ですが、 身を粉にして働くような無理のある忙しさではありません」
――働きやすさについて教えてください。
「定時帰宅が原則で、 残業するよりも時間内にやり切る力を重視する方針です。 ただ、 時間外でしか経験できない症例があるときは『やりたいなら見ていってもいいよ』と声をかけてもらえますが、 強制はされません」
「土日は完全に休みで、 呼び出しもありません。 当直明けも午前中に帰れます」
――オフの日はどのように過ごしていますか?
「アウトドア派なので、 自然の多い場所に出かけることもあります、 土日に泊まりで遠出する余裕もあります」
「学生時代は『バリバリ働きたい』という気持ちも強かったですが、 実際に働いてみると、 残業ありきでは身体も気持ちも続かないと感じました。 QOLを大切にできる今の環境は大変ありがたいです」
――上級医やコメディカルとの関係性はどうですか?
「上級医の先生は、 手技や手術では厳しく指導されますが、 それ以外の場面では気さくに声をかけてくれます。 自分のやりたいことを素直に伝えれば、 応援してくれる空気があります」
「入職してすぐの研修でコメディカルと一緒になるので、 病棟でも声をかけやすいです。 『もっとこうした方がいいよ』と教えてもらうことも多いです」
――医学生に向けて、 メッセージをお願いします。
「『初期研修を終えて、 手技が全くできない医師にはなりたくない』と考えている学生さんは多いでしょう。 僕もそうでした。 当院では、 やる気次第で多くの経験ができます。 現場で手を動かして力をつけたい人にはぴったりです」
「徳洲会グループはハイパーなイメージがあるかもしれませんが、 当院は『自分の希望に応じてハイパーにもなれる』病院です。 症例数も十分にありますし、 外科や救急志望で『実践を積みたいけど、 無理なく働きたい』という人におすすめです」
▶吹田徳洲会病院 ホームページ
▶同病院 初期臨床研修医募集ページ ホームページ
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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