尿路結石症はコモンな救急疾患ですが､ いくつかの薬物は腎臓結石形成のリスク上昇と関連しているようです｡ CTRX使用における胆石や尿路結石は有名ですね｡ UpToDate®より本邦薬剤を一部引用します｡ 

❶代謝異常の誘発で尿組成を変化させる

• 炭酸脱水酵素阻害剤
• アセタゾラミド
• トピラマート
• ゾニサミド
• グルココルチコイド
• ループ利尿薬
• 活性型ビタミンD3

❷尿中で結晶化して結石の主成分となる

• 抗ウイルス剤
• アシクロビル
• アタザナビル
• インジナビル
• リトナビル
• 抗菌薬
• セフトリアキソン
• シプロフロキサシン
• ST合剤
• エフェドリン
• トリアムテレン

代謝異常の是正または投薬の中止により､ これらの薬剤による結石形成のリスクを低減することができます｡

診断や治療については･･･

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参考文献

UpToDate®. Gary C Curhan, MD, ScD. Kidney stones in adults: Epidemiology and risk factors (last updated: Jun 27, 2022.)より本邦採用薬を抜粋