寄稿ライター
10ヶ月前
仕事で関わることの多い看護師が普段、医師のことをどう見ているか気になったことはありませんか? 今回は、 看護師兼ライターの白石弓夏さんに、 異動やアルバイトなどの新しい職場で看護師との円滑な協力関係を築くためのポイントを聞きました。
4月から新年度で、 異動も多い時期ですね。 連載 「ドクターへ届けたい ナースの本音」 の初回は、 新しい職場での立ち回り方の前編 (初日〜1週間) をお届けします。
挨拶はコミュニケーションの基本です。 「おはようございます」 「すみません」 「ありがとうございます」 を大切にするだけで印象は良くなります。意外にできてない人いるんですよね (看護師も含めて) 。
プラスαとして、 謝罪や感謝の言葉を添えることで、相手に気持ちが伝わりやすくなります。
「病棟での処方出しは◯時まで」など各職場には必ず独自のルールがあるはずです。 指示や報告の手順なども把握しましょう。
ルールが当たり前のように破られると、 看護師からの信頼はだだ下がりになるので、 もったいないです。 ちなみに以前の職場と比べて 「前は〜〜だったのに」 と愚痴るのはご法度。戦争になります。
多忙などの理由でどうしても守れないルールがある場合、 ルール自体を見直す提案をしてもいいかもしれません。
「白石さん、 さっきはありがとう」。 こんな感じで医師が名前を覚えてくれていると、 単純に嬉しいです。医師から見ると、 日勤 (化粧ばっちり) と夜勤 (スッピン) で印象が違うことがあるので要注意です 。
その職場のボス的存在(師長や主任とは限らないオツボネや病棟の母) の看護師を先にチェックしておくとスムーズかもしれません。
当たり前のことですが、 処置の準備や急変時の対応に役立ちます。 とはいえ、 特に研修医の先生は指導医に 「あれ持って来て」 と言われ、 看護師に物品の場所を聞くという光景はよく見かけます。
患者さんのベッド移動など手伝ってくれるとめちゃくちゃ助かります。通りすがりで 「なにかできることありますか?」 などと声をかけてもらえたら、 看護師の好感度が一気に上がるのは間違いなしです。
以上のポイントを意識することで、看護師との協力関係がより円滑になり、 いざというときに助け合いがしやすくなります。 看護師である私としては、 看護師をうまく使ってくれたらと思います!
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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