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海外ジャーナルクラブ

34日前

【JAMA】子宮癌に対する補助放射線療法、 忍容性良好か. 患者QOLおよび短期的有害事象を調査.


Leung Eらは、 手術後ステージI~Ⅲ子宮癌患者61名を対象に、 低分割定位的補助放射線療法後の有害事象と、 患者QOLを評価する第Ⅰ/Ⅱ相非無作為化比較試験を実施 (SPARTACUS). 結果、 子宮癌の治療において補助放射線療法は良好な忍容性を示し、 患者QOLも維持できることが示唆されると報告した. 本研究は、 JAMA Oncol誌において発表された.

研究デザイン

  • 対象は、 カナダのオンタリオ州にあるがんセンター2施設で手術を受けたステージI~Ⅲ子宮癌患者61名.
  • 低分割定位的補助放射線療法を30Gy/5分割、 隔日または週1回で投与.
  • 有害事象の評価と患者報告によるQOLをベースライン時、 3分割、 5分割時、 6週間および3ヶ月間のフォローアップ時に収集した.

研究結果

  • 追跡期間中央値は9ヵ月 (IQR 3~15ヵ月) .
  • 消化管の急性有害事象
  • グレードⅠが33人 (54%)
  • グレード2が8人 (13%)
  • 泌尿器・生殖器の急性有害事象
  • グレード1が25例 (41%)
  • グレード2が2例 (3%)
  • 5分割時に1名 (1.6%) で、 グレード3の急性胃腸障害 (下痢) が認められたが、 追跡調査時には消失していた.
  • 患者報告によるQOLは、 下痢のスコアのみが5分画時に臨床的 (スコア≥10) にも統計的にも有意に悪化したが、 この症状はフォローアップ時に改善した.

結論:子宮癌の治療において補助放射線療法は良好な忍容性を示し、 患者QOLも維持できることが示唆された.

原著

Leung E、 et al. Quality-of-Life Outcomes and Toxic Effects Among Patients With Cancers of the Uterus Treated With Stereotactic Pelvic Adjuvant Radiation Therapy: The SPARTACUS Phase 1/2 Nonrandomized Controlled Trial. JAMA Oncol. 2022 Apr 14;e220362. PMID: 35420695

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こちらの記事の監修医師
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聖路加国際病院 救急部 清水真人先生
聖路加国際病院
救急部 清水真人先生

2013年慶應義塾大学医学部を卒業。初期臨床研修修了後、2015年聖路加国際病院救急部入局。就任間もなく聖路加ベストティーチャー賞を連続受賞。救急・集中治療、 医学教育を専門とする他、Webツールの医療現場での利用に精通し、 複数の雑誌で連載を行う。

聖路加国際病院 救急部 清水真人先生
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救急部 清水真人先生

2013年慶應義塾大学医学部を卒業。初期臨床研修修了後、2015年聖路加国際病院救急部入局。就任間もなく聖路加ベストティーチャー賞を連続受賞。救急・集中治療、 医学教育を専門とする他、Webツールの医療現場での利用に精通し、 複数の雑誌で連載を行う。

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