HOKUTO編集部
1年前
5月31日~6月3日に開催された欧州リウマチ学会 (EULAR 2023)において発表された全身性エリテマトーデス (SLE)、 強皮症の治療に関する推奨のupdateについてご紹介します (HOKUTO編集部)
セッションの冒頭では、 SLEの早期診断の重要性に触れ、 臨床医の診断からSLE分類までの期間が3カ月を要しており、 また新規発症の5例中1例が入院を必要している現状について触れた。 さらに約20%の患者で診断まで3カ月以上かかっていることを踏まえ、 早期診断の一助としてSLE Risk Probability index (SLERPI) が役立つ可能性があることを述べた (Ann Rheum Dis 2021; 80: 758-766)。
セッションの後半は、 主にループス腎炎 (LN) を中心とした変更点に関して述べられた。
2017年版で示された16の推奨と比較して、 2023年版では20の推奨があり、 8つの各ドメインに分類されている。 それぞれ治療推奨度の強い順にA、 B、 C、 Dとした。
さらに、 治療内容について複数のドメイン別に解説が行われた。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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