海外ジャーナルクラブ
17日前
Chariらは、 治療歴の多い再発・難治性多発性骨髄腫の患者を対象に、 GPRC5Dと CD3を標的とする二重特異性抗体talquetamabの安全性および有効性を多施設共同非盲検第Ⅰ/Ⅱ相試験MonumenTAL-1で検討した。 その結果、 全奏効率は0.4mg/kg週1回投与群が74% (95%CI 66-81%)、 0.8mg/kg隔週投与群が69% (95%CI 62-77%)、 T細胞リダイレクション療法既実施群が67% (95%CI 55-77%) であった。 talquetamabは前治療歴のある患者に対して良好な全奏効率を示し、 治療選択肢としての可能性が示唆された。 on-target off-tumor反応が多く認められたが、 治療中止に至ることはほとんどなかった。
組み入れ対象の735例のうち537例のみが第Ⅰ相-第Ⅱ相のコホートで治療を受けた点、 比較治療群がない点がlimitationとして挙げられます。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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