HOKUTO通信
1日前

2027年度からの初期臨床研修先を決める 「医師臨床研修マッチング」 の最終結果が10月22日、 公表された。 HOKUTO編集部の集計では、 募集定員に対する定員充足率 (マッチ率) が100%のフルマッチとなった大学病院 (本院) は81大学中18大学だった。 前年度の12大学から6大学増えた。
マッチングに参加していない防衛医科大学校を除き、 全国81の大学病院 (本院) で集計。 複数のプログラムがある病院は数値を合算し、 募集定員に対するマッチ者数の比率 (マッチ率) が高い順にランキングにした。 マッチ率が同じ場合は同順位とし、 マッチ者数の多い順に並べた。 順位の変動は2025年度の最終順位と比較した。
18大学のうち、 東海大、 関西医科大、 北里大、 順天堂大、 東京医科大、 近畿大、 名古屋市立大の7大学は2025年度に引き続きフルマッチだった。 ほかにフルマッチを達成したのは東京科学大、 神戸大、 大阪公立大、 兵庫医科大、 杏林大、 千葉大、 日本大、 横浜市立大、 浜松医科大、 藤田医科大、 東京慈恵会医科大。
一方、 2025年度の充足率100%から下落した5大学のうち、 産業医科大 (100%→42.8%) と京都大 (100%→74.2%) の下落幅が大きかった。
前年から順位を20位以上上げ、 マッチ率も5㌽以上上がったのは浜松医科大 (38位→1位、 83.8%→100%)、 横浜市立大 (35位→1位、 86.6%→100%)、 藤田医科大 (34位→1位、 87.8%→100%) など6大学。
一方、 順位を20位以上下げ、 マッチ率も5㌽以上下がったのは産業医科大 (1位→65位、 100%→42.8%)、 京都大 (1位→46位、 100%→74.2%)、 東京大 (24位→64位、 95.7%→43.6%) など8大学。
マッチ者数が最も減ったのは東京大 (91人→41人) で、 山形大 (36人→15人)、 宮崎大 (29人→9人)、 京都大 (72人→52人) などが続いた。 広島大 (28人→22人)、 岐阜大 (6人→3人) も減った。 一方、 最も増えたのは群馬大 (9人→21人) で、 大分大 (20人→28人)、 鹿児島大 (21人→28人) なども増えた。
東京大のマッチ者数は41人で、 前年度の91人から50人減り、 マッチ率は43.6%だった。 医師臨床研修マッチング協議会が公表している研修プログラム別の結果をHOKUTO編集部が確認したところ、 新たな臨床研修制度が始まった2004年度の研修医を決める初回のマッチング (2003年度) 以降、 東京大のマッチ率が5割を下回ったのは初めて。 これまでの最低は2019年度の90.8%で、 9割を下回ったことは一度もなかった。
マッチ率が3割を下回ったのは9大学。 最も低かったのは弘前大 (青森) の0%で、 定員25人に対しマッチ者は0人だった。
フルマッチやマッチ率90%台の大学は首都圏をはじめ都市部の大学が多い一方、 地方では定員を大きく割り込む大学も多い。




医師臨床研修マッチング協議会の発表によると、 研修先が大学病院に決まった医学生は34.7%で、 前年度 (35.2%) から0.5㌽下がった。

大学病院と市中病院との人気格差は2009年以降、 年々広がっている。 新専門医制度が始まった2018年以降も傾向は変わっていない。
医師臨床研修マッチング協議会の公表資料はコチラ。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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