【MAIN-CAV】尿路上皮癌の維持療法、カボザンチニブ上乗せでOSに差なし
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HOKUTO編集部

1日前

【MAIN-CAV】尿路上皮癌の維持療法、カボザンチニブ上乗せでOSに差なし

【MAIN-CAV】尿路上皮癌の維持療法、カボザンチニブ上乗せでOSに差なし
1次プラチナ系化学療法後に増悪を認めなかった局所進行/転移性尿路上皮癌 (la/mUC) を対象に、 アベルマブ維持療法へのカボザンチニブ上乗せの有効性・安全性を検証した第Ⅲ相無作為化比較試験MAIN-CAV (Alliance A032001) の結果が報告された。本試験は目標登録数に届かず早期終了したが、主要評価項目の全生存期間 (OS) はカボザンチニブ併用で改善を認めなかった。米・Cleveland Clinic Taussig Cancer InstituteのShilpa Gupta氏が発表した。

背景

維持療法を超える上乗せ効果を探索

la/mUCでは1次プラチナ系化学療法後に増悪を認めない症例へのアベルマブ維持療法が標準治療だが、多くが最終的に増悪する。VEGFR・MET・TAMを阻害する経口薬カボザンチニブは血管新生と免疫抑制性微小環境への作用が期待され、アベルマブへの上乗せが検討された。

試験の概要

EV+ペムブロ普及受け68例で中断

4~6サイクルのプラチナ系化学療法後に増悪を認めなかったla/mUC患者を、アベルマブ800mg (2週ごと点滴) 単独群とカボザンチニブ40mg/日併用群に1:1で割り付けた (いずれも最長2年)。主要評価項目はOS、副次評価項目はPFS・安全性・QOL。目標登録数は654例だったが、1次治療の新標準としてのエンホルツマブ ベドチン+ペムブロリズマブ普及を受け、68例登録時点で早期終了した。

試験の結果

OSに有意な上乗せ効果を認めず

アベルマブ群33例・併用群35例が登録された。データカットオフ (2026年1月13日) 時点で追跡期間中央値は21.5ヵ月。OS中央値はアベルマブ群でNR (95%CI 22.2ヵ月–NE) であり、併用群の23.0ヵ月 (95%CI 18.5ヵ月–NE) に対して上乗せ効果を認めなかった (HR 1.37 [95%CI 0.66–2.86]、 片側p=0.198)。

PFS・ORRいずれも群間差を認めず

PFS中央値はアベルマブ群で4.6ヵ月 (95%CI 3.2–8.8ヵ月) であり、併用群の6.0ヵ月 (95%CI 3.6–11.3ヵ月) との間に差を認めなかった (HR 1.07 [95%CI 0.60–1.90]、 片側p=0.414)。奏効率はアベルマブ群20.8%、併用群11.5%だった (OR 0.56 [95%CI 0.13–2.44]、 p=0.424)。

Grade3以上TRAEは併用群で高頻度

Grade3以上の治療関連有害事象 (TRAE) はアベルマブ群24.2%に対し併用群39.4%に発現した。カボザンチニブの減量は66.7%に生じた。既知の安全性プロファイルを超える新たなシグナルは認めなかった。

結論

早期終了下で上乗せ効果は示されず

Gupta氏は 「早期終了した検出力不足の本試験では、アベルマブへのカボザンチニブ上乗せによる明確な有効性のベネフィットは認められなかった。安全性は両薬剤の既知プロファイルと一致していた」 とまとめた。

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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