【Blood】axi-cel、 低悪性度非ホジキンリンパ腫で持続的な奏効
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海外ジャーナルクラブ

12ヶ月前

【Blood】axi-cel、 低悪性度非ホジキンリンパ腫で持続的な奏効

【Blood】axi-cel、 低悪性度非ホジキンリンパ腫で持続的な奏効
Neelapu氏らは、 再発・難治性の低悪性度非ホジキンリンパ腫 (iNHL) 患者を対象に、 CD19標的CAR-T細胞アキシカブタゲン シロルユーセル (axi-cel) の長期効果について、 第Ⅱ相多施設単群試験ZUMA-5の3年追跡解析結果を報告した。 その結果、 axi-celはiNHL患者に対して持続的な奏効を示した。 本研究はBlood誌において発表された。 

📘原著論文

Three-Year Follow-Up Analysis of Axicabtagene Ciloleucel in Relapsed/Refractory Indolent Non-Hodgkin Lymphoma (ZUMA-5)

👨‍⚕HOKUTO監修医コメント

長期アウトカム結果がトップジャーナルに掲載されている点から本研究の価値を証明しています。

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Ann Arbor分類

ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫の病期分類

FLIPI

濾胞性リンパ腫国際予後指標 : OSの予測モデル

FLIPI2

濾胞性リンパ腫国際予後指標 : 無増悪生存期間の予測モデル

イエスカルタ点滴静注

Axi-cel (Axicabtagene ciloleucel)

イエスカルタ® : CD19-CAR-T
【Blood】axi-cel、 低悪性度非ホジキンリンパ腫で持続的な奏効

背景

axi-celは、 再発・難治性濾胞性リンパ腫 (FL) および辺縁帯リンパ腫 (MZL) を含む再発・難治性iNHLを対象とした第Ⅱ相多施設単群試験ZUMA-5により、 FLの治療薬として承認されている。 本研究では、 ZUMA-5の長期成績が報告された。

研究デザイン

対象

2ライン以上の治療を受けた後に再発・難治性iNHLと診断された患者

介入

白血球除去療法後にリンパ球除去化学療法、 およびaxi-cel投与

主要評価項目

全奏効率 (ORR)

登録された全患者 (intent-to-treat) において治験責任医師により評価

副次評価項目

無増悪生存期間 (PFS) 、 OS

研究結果

主要評価項目

追跡期間中央値がFL : 41.7ヵ月 (n=127) 、 MZL : 31.8ヵ月 (n=31) の時点では、 ORRは主要解析と同等の結果であった。

  • FL群 : 94%
  • MZL群 : 77%

副次評価項目

PFS中央値

  • FL群 : 40.2ヵ月
  • MZL群 : NR

OS中央値

FL群、 MZL群いずれもimmature

安全性評価

前回の解析以降に発現したGrade3以上の有害事象は、 そのほとんどが最近治療を受けた患者に認められた。

結論

3年間に渡るZUMA-5の追跡解析の結果、 axi-celは再発・難治性iNHLに対して持続的に奏効し、 2年を超えてもほとんど再発が見られなかった。

こちらの記事の監修医師
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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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