【Lancet】経口GLP-1作動薬elecoglipron、 血糖を大幅改善
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海外ジャーナルクラブ

13日前

【Lancet】経口GLP-1作動薬elecoglipron、 血糖を大幅改善

【Lancet】経口GLP-1作動薬elecoglipron、 血糖を大幅改善
Arodaらは、 2型糖尿病患者を対象に、 開発中の1日1回経口小分子GLP-1受容体作動薬elecoglipronについて、 第Ⅱb相二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験 (SOLSTICE) を実施した。 その結果、 26週時のHbA1c変化量はプラセボ群で-0.15㌽であったのに対し、 elecoglipron群では最大-1.88㌽ (75mg、 2週ごと漸増投与にて) であった。 試験結果はLancet誌に発表された。

📘原著論文

Elecoglipron, an oral small molecule GLP-1 receptor agonist in adults with type 2 diabetes (SOLSTICE): a multicentre, phase 2b, randomised, placebo-controlled trial. Lancet. 2026 Jun 6; Online ahead of print. PMID: 42259343

👨‍⚕️HOKUTO監修医コメント

本試験は8つの治療群を有する第Ⅱb相試験であり、 多重比較に伴う第1種の過誤 (偽陽性) を補正していないため、 すべてのp値は探索的かつ記述的に解釈する必要があります。

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背景

食事・水分制限のない経口GLP-1作動薬elecoglipronが開発中

開発中のelecoglipronは食事や水分制限なく1日1回経口投与できる小分子GLP-1受容体作動薬である。

本薬剤の2型糖尿病における有効性・安全性・忍容性を評価した。

研究デザイン

2型糖尿病におけるHbA1c変化量を評価

本研究は、 日本を含む9ヵ国で実施した第Ⅱb相二重盲検プラセボ対照無作為化比較試験である。

食事・運動単独またはメトホルミン/SGLT2阻害薬単剤で管理されている2型糖尿病患者406例を対象とし、 複数のelecoglipron用量群 (5mgから75mg) またはプラセボ群に無作為化した。

主要評価項目は、 26週時のベースラインからのHbA1c変化量とした。

結果

26週時HbA1cは最大1.88㌽低下

26週時点でのHbA1c変化量は、 elecoglipron群で-0.91~-1.88㌽であった。

26週時のHbA1c変化量

  • elecoglipron 5mg群 : -0.91㌽ (95%CI -1.25~-0.58㌽)
  • elecoglipron 75mg (2週ごと漸増) 群 : -1.88㌽ (95%CI -2.23~-1.53㌽)
  • プラセボ群 : -0.15㌽ (95%CI -0.42~0.12㌽)

有害事象は消化器症状が中心

有害事象はelecoglipron各群の63~87%、 プラセボ群の63%で報告され、 多くは悪心・便秘・下痢・嘔吐といった消化器症状であった。

結論

第Ⅲ相試験を支持する血糖低下への効果と忍容性

著者らは、 「1日1回経口elecoglipronは高血糖を低下させ、 安全性・忍容性はGLP-1受容体作動薬クラスと一致していた。 本結果は、 2型糖尿病に対する第Ⅲ相試験での検証を支持する内容である」と報告している。

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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