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3日前

Nashらは、 乳房温存術 (BCS) を受けた非浸潤性乳管癌 (DCIS) の女性1万1,156例を対象に、 最終断端幅と同側再発リスクとの関連を患者レベルで検討する後ろ向き多施設コホート研究を実施した。 その結果、 追跡期間中央値66.6ヵ月で445例 (4%) が再発したものの、 多変量解析では、 2mm未満の陰性断端は2mm以上と比べて再発リスクの上昇と関連しなかった。 一方、 探索的サブグループ解析では、 50歳未満の患者において、 狭い断端と広い断端との間に再発リスクの有意差が認められた。 研究結果はJCO誌に発表された。
5cm超のDCISは3%のみであり、 広範なDCIS患者への一般化には限界があります。
【JAMA Surg】乳房温存術の断端評価、 術中の標本PET-CTで対応成功率が向上
DCISに対するBCSでは、 再発率の低減を目的に近接断端への再切除が行われる。 現在推奨される切除断端幅2mm以上は、 個々の患者でなく研究単位のデータに基づいている。
本研究は多施設コホートを対象に、 2mm未満の陰性断端が2mm以上と比べて再発率の上昇と関連するかどうかを、患者レベルで検証した。
本研究は、2008~15年にDCISと診断されBCSを受けた女性を対象とした後ろ向き観察コホート研究である。 患者背景・診断・治療・転帰のデータは各施設の登録担当者および全国データベースから抽出された。
最終的な断端幅は陽性*、 0.01~0.9mm、 1.0~1.9mm、 ≧2mmの4群に分類された。
主要評価項目は同側再発であり、 Kaplan-Meier法および多変量Cox比例ハザードモデルを用いて断端幅と再発リスクの関連を推定した。
最終コホート1万1,156例のうち、 8,059例 (72.2%) がBCS+放射線療法、 3,097例 (27.8%) がBCS単独を受けた。 診断時年齢中央値は61歳、 追跡期間中央値は66.6ヵ月であり、 追跡期間中に445例 (4%) が再発した。
多変量調整解析では、 BCS+放射線療法例、 BCS単独例のいずれにおいても、 陰性断端の各群間で再発リスクに有意差は認められなかった。
年齢・人種・ホルモン受容体の状態・グレード・腫瘍径・内分泌療法・放射線療法別の探索的なサブグループ解析では、 50歳未満のサブグループのみで、 狭い断端 (0.01~1.9mm) と広い断端 (≧2mm) の間で再発リスクに有意差を認めた。
著者らは 「DCISに対するBCSでは、 診断時50歳未満の若年例を除き、 2mm未満の陰性断端は、 2mm以上と比べて局所再発リスクの上昇と関連しなかった」と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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