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198日前

【第Ⅱ相試験】進行/再発子宮頸癌患者へのTC+ベバシズマブ併用療法の有効性を検討 (Gynecol Oncol)

Tanigawa Tらは、 進行/再発子宮頸癌患者69名に対してパクリタキセル・カルボプラチン(TC) + ベバシズマブの併用療法を行い、その有効性と安全性を検討する多施設共同非盲検第II相試験を実施. TC+ベバシズマブ併用療法が進行/再発子宮頸癌に対して許容範囲の広い治療法であると報告した. 本研究は、 Gynecol Oncol誌にて発表された.

研究デザイン

  • 手術や放射線治療などの局所療法に不適で、 系統的な化学療法を未実施の子宮頸癌患者69名が対象 (対象条件、除外条件の詳細はこちらの臨床試験登録を参照).
  • パクリタキセル (175mg/m²)、 カルボプラチン (AUC 5)、 ベバシズマブ (15mg/m²) を3週間ごと、病勢進行または受け入れがたい有害事象が発生するまで投与.
  • 主要評価項目は無増悪生存期間 (PFS)、 副次的評価項目は全奏功率 (ORR)、 全生存期間 (OS)、 治療成功期間、 安全性とした.

研究結果

有効性評価

  • TC+ベバシズマブ併用療法の期間中央値は6サイクルであり、 40%の患者がベバシズマブ維持療法を受けた.
  • 主要評価項目
  • PFS中央値:11.3カ月
  • 副次的評価項目
  • 治療成功期間中央値:5.9カ月
  • ORRは79.7%[95%CI 63.8-88.4]
  • 完全奏効 23.2% (16例)
  • 部分奏効 56.5% (39例)
  • OS中央値:未到達
  • 維持療法の有無によるPFS中央値
  • 維持療法を受けた群 25名:14.3カ月 (95%CI 7.3~17カ月)
  • 維持療法を受けなかった群:7.4カ月 (95%CI 6.1~11カ月)

安全性評価

  • 5.6% (4例) に消化管穿孔/瘻孔が発生.
  • いずれも放射線療法の既往があった.

原著

Tanigawa T, et al. Paclitaxel-carboplatin and bevacizumab combination with maintenance bevacizumab therapy for metastatic, recurrent, and persistent uterine cervical cancer: An open-label multicenter phase II trial (JGOG1079). Gynecol Oncol. 2022 Apr 26;S0090-8258(22)00252-9. PMID: 35487773

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HOKUTO編集部
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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