海外ジャーナルクラブ
2年前
Mauck Cらは、 細菌性膣炎患者を対象に、 膣用クリンダマイシンゲル単回投与の有効性と安全性を評価する二重盲検プラセボ対照無作為化試験を実施した (DARE-BVFREE試験). その結果、 クリンダマイシンゲルの単回投与は細菌性膣炎患者において高い有効性と安全性を示したことが明らかとなった. 本研究はObstet Gynecol誌において発表された.
修正intention-to-treat集団の臨床的治癒率
差 +34.9% 95%CI 19.0~50.8
per-protocol 集団の臨床的治癒率
差 +34.9% 95% CI 17.0~52.7
その他
前年度に細菌性膣炎を3回以上発症したクリンダマイシンゲル群の患者における臨床的治癒率は70.0%だった.
治療に起因する有害事象
最も頻度の高かった治療関連の有害事象は、外陰部カンジダ症であった.
クリンダマイシンゲル単回投与は、 試験開始時のNugentスコアが7~10の細菌性膣症患者において、 優れた安全性とともに高い有効性を示した.
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。