HOKUTO通信
1年前
「当直が増えた後、 起き上がれなくなった」「忙しすぎて無気力になった」 ーー。 医師の働き方改革が来年4月に迫っていますが、 バーンアウト (燃え尽き症候群) を経験した医師はどれくらいいるのでしょうか。
医師向け転職求人サイトなどを運営するエムステージが2022年8月、 会員医師を対象にアンケート。 男女584人の医師から回答を得ました。
アンケートによると、 バーンアウトと思われる状態になったことがある医師は42%に上りました。 なったタイミングとしては、 「専門医の取得後」 (20%) と 「初期研修時」(20%) が最多で、「後期研修時」 (16%) 、 異動後 (13%) と続きました。
バーンアウトの状態になった原因を複数回答で尋ねると、 業務量の多さが161件で断トツに多いです。 ほかにも長時間労働 (139件)、 休日を確保できない (133件) など、 ブラックと揶揄される医師の勤務傾向がそのまま反映されているといえそうです。
経験者にどんな対応をしたかを尋ねたところ、 「何も対応せず、 そのまま勤務を続けた」 が102件で最多。 一方、 2番目は 「退職し、 別の勤務先へ転職した」(88件) となり、 対応が分かれています。
どんな出来事があってバーンアウトしたのかについては、 様々なエピソードが寄せられました。
1 多忙
2 研修医時代/専門医取得時
3 人間関係
4 その他
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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