海外ジャーナルクラブ
1年前
Lucerón-Lucas-Torresらは、 ワイン摂取量と心血管疾患 (CVD) および心血管死亡率との関連性を系統的レビューとメタ解析で検討。 その結果、 ワインの摂取は心血管死亡率、 CVD、 冠動脈性心疾患 (CHD) のリスク低下と関係があることが確認された。 本研究はNutrients誌において発表された。
ワインの摂取量が不明である点は大きなlimitationです。 またこのような研究には、 必ずワインの代替を考える必要があります。 ワインを飲まないのであれば、 他に何を飲んでいるのか、 この発想が極めて重要です。
ワインの摂取と心血管イベントの関係について検討した25の研究 (メタ解析には22の研究が含まれた) を解析
ワイン摂取と心血管疾患のリスク
ワインの摂取は心血管死亡率、 CVD、 CHDのリスク低下と関係があることが確認された。 しかし、 年齢や薬物使用、 病態などによりアルコールに弱い人々に対しては、 ワインの摂取量を増やすことが有害である可能性もあるため、 これらの結果は慎重に解釈することが求められる。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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