海外ジャーナルクラブ
8ヶ月前
Rami-Portaらは、 肺癌TNM分類第9版におけるTNM病期群改訂の提案に向けて、 新規にデータベースを収集し、 分析した。 その結果、 改訂分類は患者予後の弁別と治療アプローチの最適化に有益であると判断され、 J Thorac Oncol誌においてARTICLES IN PRESSでTNM分類第9版が発表された。
TNM分類の第9版が発表され、 N2がN2a/N2bに、 M1cがM1c1/M1c2に分かれる、 とのことです。
肺癌TNM分類は、 病態の正確な分類と予後予測のため定期的に見直しと改訂が行われている。 国際肺癌学会 (IASLC) は、 第9版の提案を行うにあたり新規にデータベースを収集し、 分析した。
登録肺癌患者12万4,581例のうち、 解析可能であった7万6,518例 (臨床病期5万8,193例、 病理学的病期3万9,192例、 非小細胞肺癌6万2,611例) が対象になった。
生存解析では、 新たに提案されたN2のサブカテゴリおよびM1cのサブカテゴリが考慮された。
N2サブカテゴリ
M1cサブカテゴリ
再帰的分割、 潜在的グループ内の均質性の評価および潜在的グループ間の識別、 生存差の臨床的・統計的有意性の評価、 多変量回帰および一般化の可能性の広範な評価など、 複数の解析を用いて、 いくつかの潜在的ステージ分類が評価された。
それぞれⅡA、 ⅡB、 ⅢAに割り付けられた。
いずれもⅢBに割り付けられた。
ⅣBのまま変更なしとされた。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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