ダロルタミド、 遠隔転移を有する前立腺がんへ適応拡大承認
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HOKUTO編集部

2年前

ダロルタミド、 遠隔転移を有する前立腺がんへ適応拡大承認

ダロルタミド、 遠隔転移を有する前立腺がんへ適応拡大承認
バイエル薬品は2月27日、 経口アンドロゲン受容体阻害薬ダロルタミド (商品名ニュベクオ) について、 遠隔転移を有する前立腺がんへの適応拡大承認を、 同月24日付で取得したと発表した。

ADT +ドセタキセルへの併用で死亡リスクを32%低減

今回の承認は、 遠隔転移を有する前立腺がん患者を対象とした第Ⅲ相ランダム化比較試験ARASENSの良好な結果に基づく。

同試験では、 主要評価項目である全生存期間 (OS) の評価において、 アンドロゲン遮断療法 (ADT) +ドセタキセルにダロルタミドを加えた併用療法が、 ADT+ドセタキセルの併用療法と比較して死亡リスクを有意に32%低減 (OSにおけるハザード比0.68) することが示された。 同試験の結果の結果は、 N Engl J Med 2022; 386: 1132-1142に掲載された。

追記された情報

今回追記分は下線部分となる。

一般名:ダロルタミド (Darolutamide)

販売名:ニュベクオ®錠300mg

効能・効果:

遠隔転移を有しない去勢抵抗性前立腺癌

遠隔転移を有する前立腺癌

用法・用量:

<遠隔転移を有しない去勢抵抗性前立腺癌>通常、 成人にはダロルタミドとして1回600mgを1日2回、 食後に経口投与する。 なお、 患者の状態により適宜減量する。

<遠隔転移を有する前立腺癌>ドセタキセルとの併用において、 通常、 成人にはダロルタミドとして1回600mgを1日2回、 食後に経口投与する。 なお、 患者の状態により適宜減量する。

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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