【NEJM】急性期脳梗塞に対するアルガトロバンまたはeptifibatideの効果は?
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海外ジャーナルクラブ

2ヶ月前

【NEJM】急性期脳梗塞に対するアルガトロバンまたはeptifibatideの効果は?

【NEJM】急性期脳梗塞に対するアルガトロバンまたはeptifibatideの効果は?
Adeoyeらは、 脳梗塞発症後3時間以内に静脈内血栓溶解療法を受けた急性期脳梗塞患者を対象に、 抗凝固薬アルガトロバンまたは抗血小板薬eptifibatideの静脈内投与を併用した際の有効性と安全性を第Ⅲ相無作為化比較試験で検討した。 
その結果、 アルガトロバン群がプラセボ群よりも優れている事後確率は0.002、 eptifibatide群がプラセボ群よりも優れている事後確率は0.041であり、 症候性頭蓋内出血の発生率は3群で同程度であった 。 また、 90日の時点での死亡率は、 アルガトロバン群やeptifibatide群 が、 プラセボ群よりも高かった。 本研究は、 NEJM誌にて発表された。 

📘原著論文

Adjunctive Intravenous Argatroban or Eptifibatide for Ischemic Stroke. N Engl J Med. 2024 Sep 5;391(9):810-820. PMID: 39231343

👨‍⚕️HOKUTO監修医コメント

Response-adaptive randomizationという、 効果が期待できない投与群に必要以上に割り付ける患者を減らす方法をとっています。 そのため、 アルガトロバン群が59例と、 他の群の約1/4になっています。

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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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