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10日前

Jenkinsonらは、 完全切除後の異型髄膜腫患者157例を対象に、 術後放射線療法と経過観察を第Ⅲ相非盲検無作為化比較試験 (ROAM/EORTC-1308) で比較した。 その結果、 5年時点の無病生存率は放射線療法群79.9%、 経過観察群64.3%で、 放射線療法群で有意に高かった。 重篤な放射線関連有害事象は放射線療法群の8%に報告された。 試験結果はLancet誌に発表された。
研究期間中にWHO分類が変更され、 5例が現行基準ではGrade 3に該当することに加え、 病理診断の中央判定が実施されていませんでした。
WHO Grade 2異型髄膜腫は完全切除後も再発リスクが高い原発性脳腫瘍であるが、 術後放射線療法の役割は明らかでない。 本試験では、 新規診断の異型髄膜腫を完全切除した患者で、 術後放射線療法が経過観察に比べて再発を減らすかどうかを検討した。
11ヵ国で実施された第Ⅲ相非盲検無作為化比較試験である。 16歳以上で、 新規診断の異型髄膜腫に対し術者が完全切除と判断した患者157例を対象として、 以下2群に1:1で無作為化した。
主要評価項目は無病生存期間 (手術から、 MRIで確認された再発または全死亡までの期間) とし、 無作為化された全患者を割付群のまま解析した。 追跡期間は最短4年とした。 有害事象は実際に治療を受けたas-treated集団で解析した。
追跡期間中央値64ヵ月時点で、 5年無病生存率は、 放射線療法群が経過観察群に比べて有意に高かった。
5年無病生存率
群間差 15.6%㌽ (95%CI 0.6-30.5%㌽)
HR 0.51 (95%CI 0.27-0.97)、 p=0.0396
髄膜腫の再発は、 放射線療法群で78例中11例 (14%)、 経過観察群で79例中24例 (30%) に認められた。
放射線療法群66例のうち5例 (8%) にGrade 2または3の放射線関連重篤有害事象が認められた。 治療関連死亡はなかった。
著者らは、 「異型髄膜腫の完全切除後、 放射線療法の晩期有害事象の可能性よりも再発予防を重視する場合、 術後放射線療法を検討し、 個々の患者との話し合いに基づいて判断するべきである」 と報告している。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
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