海外ジャーナルクラブ
2ヶ月前

Mathieuらは、 欧州8ヵ国において3~9週間前に1型糖尿病と診断された5~25歳の患者117例を対象に、 抗胸腺細胞グロブリン (ATG) の最小有効用量を多施設共同第Ⅱ相二重盲検プラセボ対照無作為化用量設定試験MELD-ATGで検討した。 その結果、 β細胞のインスリン分泌能の指標であるC-ペプチド濃度の12ヵ月時における2時間混合食負荷試験中の曲線下面積 (AUC) から算出したln (AUC C-peptide+1) 平均値は、 プラセボ群が0.411 (標準偏差 [SD] 0.032)nmol/L/分 に対して、 ATG 2.5mg/kg群では0.535 (SD 0.032) nmol/L/分であり (p=0.0028)、 ATG 0.5mg/kg群では0.513 (SD 0.032) nmol/L/分であった (p=0.014)。 サイトカイン放出症候群はATG 2.5mg/kg群で33%、 0.5mg/kg群で24%、 プラセボ群で0%、 血清病はそれぞれ82%、 32%、 0%で認められた。
MELD-ATG試験は小児を含む革新的デザインで有望な結果を示しましたが、 低用量群のデータ不足、 デザイン上の制約、 参加者の偏り、 完全な盲検化の困難などの限界があり、 β細胞保護には追加戦略が必要と考えられます。
1型糖尿病、 幹細胞由来膵島細胞治療zimislecelで83%がインスリン離脱
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。
編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。