シーネや血管留置針による医療関連機器圧迫創傷に注意! (日本医療機能評価機構)
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HOKUTO通信

2年前

シーネや血管留置針による医療関連機器圧迫創傷に注意! (日本医療機能評価機構)

シーネや血管留置針による医療関連機器圧迫創傷に注意! (日本医療機能評価機構)
シーネやNPPV (非侵襲的陽圧換気用) マスクなどの装着で、 医療関連機器圧迫創傷 (MDRPU) が多発している。 日本医療機能評価機構が注意を呼びかけている。 

日本医療機能評価機構が注意喚起

同機構によると、 2018年1月~2022年9月末までに80件の事例が確認されたという。 主な事例は画像の通り。

シーネや血管留置針による医療関連機器圧迫創傷に注意! (日本医療機能評価機構)
※ 「医療事故情報収集等事業 医療安全情報(No.192)の公表について」 より転載

例えば、 ある病院では、 大腿骨顆上骨折のため、 大腿部から踵部をシーネで固定された患者が入院した。 シーネは医師の処置時のみ外すため、 看護師は定期的な皮膚の観察ができなかった。

定期的に皮膚の観察を

入院から5日目。 医師が手術のためにシーネを外した際、 右踵部に創傷を発見し、 ドレッシング材で保護した。 手術後に確認したところ、 右踵部に浸出液と黒色壊死を認めたという。

再発防止のため、 同機構では、例えば……

  • MDRPUの可能性を改めて周知する。
  • 医療関連機器で圧迫されている可能性がある部位について、 定期的に皮膚を観察する。
  • MDRPUの発生リスクを見積もり、 必要時は皮膚科医などに相談する。

――ことなどを推奨している。

詳細はこちら

日本医療機能評価機構ホームページ

※本記事の内容は公益財団法人日本医療機能評価機構より転載許諾済みのものとなります。

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HOKUTO通信 出典: 日本医療機能評価機構
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編集・作図:編集部、 監修:所属専門医師。各領域の第一線の専門医が複数在籍。最新トピックに関する独自記事を配信中。

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